池田遺跡 現地説明会
[平成22年2月13日(土):伊予市下吾川]


遺構を見学する方々
遺構を見学する方々
 
 平成22年2月13日(土)午後1時より、伊予市下吾川に所在する池田遺跡(一般国道56号線伊予インター関連埋蔵文化財調査)の現地説明会を開催しました。

 遺跡は古期複合扇状地扇端部の標高2.7mの比較的安定した微高地に立地しています。検出した遺構は、6世紀半ばから7世紀初頭にかけての、古墳時代後期の竪穴住居跡18棟や、掘立柱建物を構成する柱穴、溝などです。住居は一辺が3m程度の小型のものから7mの大型なものまでありますが、5m前後のものが多く、数棟の単位で集落が営まれていたものと推定されます。周辺には同時期の古墳が多く存在しており、今後、集落と古墳との関係を考える上で、重要な遺跡となるでしょう。

 出土した遺物は須恵器と土師器が大半ですが、なかでも9号住居や11号住居から出土した黒色土器?は、6世紀の黒色土器として四国でも出土の事例がなく、極めて珍しいものです。この時代の黒色土器は北関東を中心に出土事例が多いことが知られており、今後、どこで製作された土器であるのか理化学分析などを通して検討していく必要があります。

 古墳時代以外には、奈良・平安時代や鎌倉時代の土器も出土しています。

 説明会当日は、伊予市内外から110人の参加を得て大変盛況でした。伊予市において初めての古墳時代集落であったので、カマドの構造や黒色土器について熱心に調査員に尋ねている人が多くみられました。どうもありがとうございました。
 
全体説明 遺構説明1
全体説明 遺構説明1
 
遺構説明2 遺物説明
遺構説明2 遺物説明


現地説明会資料[PDF]
(1.0MB)

〜この遺跡の発掘調査報告書はこちら〜


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